JavaScriptのプログラムをドキュメントの一部として認識させないために、以前はHTMLのコメント<!– ・・・ –>に囲っていた。
しかし今日の多くのブラウザは(XMLをもとにした)XHTMLで抱えれたウェブページの処理に対応しており、この場合<!– ・・・ –>に囲まれたコメン トは、その中にJavaScriptのコードが書かれていても無視されてしまう。したがって、HTMLのコメントを使ってJavaScriptのコードを隠す手法は推奨されなくなった。
そこでXMLのCDATAセクションを使ってこの問題に対処することが推奨されている。とくにXHTMLに準拠したページの場合には強くこれが推奨される。
<script type=text/javascript>
//<![CDATA[
function hello() {
// 「Hello, World!」をブラウザウインドウに表示
var msg = Hello, <em>World!</em>;
document.open();
document.write(msg);
document.close();
}
//]]>
</script>
CDATAセクションを使う理由はJavaScriptの文字列内に、見出しのタグなどのマークアップを入れたときにXHTMLの処理系が解釈してしまわないようにするため。
HTMLのオードに埋め込む場合、特に<body>・・・</body>の本文に埋め込む場合は、JavaScriptのコードをCDATAで囲む必要がある。
また、多くのブラウザでは、CDATAセクションの開始と終了を上の例のようにJavaScriptのコメントで隠したほうがよい。