ルート区画内のレイヤ区画には、メニューバーやコンテンツ区画など、アプレットやアプリケーションで表示される実際のコンポーネントが含まれる。
レイヤ区画はJLayeredPaneクラスを利用する。このクラスでは深さの範囲がいくつかのレイヤに分割されている。コンポーネントをこれらのうちいずれかのレイヤに配置すると、特定の深さの番号を指定しなくても、そのコンポーネントを確実に正しく重ねることができる。
DEFAULT_LAYER – 標準の最背面レイヤ。ほとんどのコンポーネントはここに配置する。
DRAG_LAYER – コンポーネントをドラッグする際には、それをドラッグレイヤに割当てると、コンテナ内のほかのすべてのコンポーネントの前面に表示でき る。
MODAL_LAYER – モーダルダイアログボックスに使われる例や。
PALETTE_LAYER – デフォルトレイヤの上にあるパレットレイヤ。フローティングツールやパレットに便利。
POPUP_LAYER – ダイアログレイヤの上に表示されるポップアップレイヤ。
JLayerdPaneのmoveToFrontメソッド、moveToBackメソッド、setPositionメソッドを使うと例やないでコンポーネントを配置しなおすことができる。
setLayerメソッドを使うと、コンポーネントの現在のレイヤを変更できる。